子宮内膜増殖症(しきゅうないまくぞうしょくしょう)
不正出血の原因となる婦人病・婦人科の病気「子宮内膜増殖症」
子宮内膜増殖症とは?
月経血は、妊娠していない場合に子宮の内膜がはがれ落ちてきているものです。
この子宮内膜は、卵巣の卵(卵胞)から分泌されるエストロゲン(卵胞ホルモン)の影響で
妊娠しやすいように分厚くなる(増殖する)のです。
このエストロゲンの作用が異常に強いか、エストロゲンの作用は普通でも子宮内膜が
異常に反応するかで、子宮内膜の増殖が過度になり、子宮内膜が異常に厚みを増した
状態を「子宮内膜増殖症」といいます。
子宮内膜増殖症の症状
月経の量が多い、不正出血、月経異常(たとえば排卵していない、月経不順など)などの
症状があることがあります。
子宮内膜増殖症の原因
主にエストロゲンの作用が異常に強く出てこの病気になるのですが、そのような状態になる
のは、
1.月経異常、たとえば月経不順、多嚢胞性卵巣症候群など
2.肥満
3.閉経後のホルモン補充にエストロゲン剤のみを服用
などです。したがって正常に月経があるときには起こりにくいのですが、ホルモンに異常が
なくても起こる場合もまれにあるともいわれています。
子宮内膜増殖症はガン化するのか?
子宮内膜増殖症は長い間に「ガン」になることがあるのです。2種類の子宮内膜増殖症では
大きく違います。
1.異型の「ない」子宮内膜増殖症では、平均10年で約3%が「子宮体ガン」になる
2.異型の「ある」子宮内膜増殖症では、平均4年で約30%が「子宮体ガン」になる
といわれていますから、「異型のある子宮内膜増殖症」は「前ガン病変」とも呼ばれていて、
とくに警戒が必要です。
不正出血の原因となる婦人病・婦人科の病気「子宮内膜増殖症」についてでした。

